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【Webデザイナー】スタートアップの制作会社で1年間働いて感じたこと

【Webデザイナー】スタートアップの制作会社で1年間働いて感じたこと

TANE-beにWebデザイナーとして入社して1年が経ちました!

一瞬のうちでしたが、様々なことを経験し大きく成長することができる1年でした。
この1年を振り返って自分に起きた変化とスタートアップの会社について書かせていただきたいと思います。Webデザイナーになりたいと思っている方やスタートアップへの入社を悩んでいる方に役に立てたらと思います!

TANE-beに入社するまで

1社目 Web志望ではなかったけどWeb部配属に

デザイナーになりたいと決めてから私は、学生時代に制作したものをかき集めてポートフォリオを作りました。大学は文系だったので、制作物はサークルや大学のプロジェクトなどで制作した紙のものが多かったです。その中には大学の授業で制作した(今見たら本当に薄い)Webページがたった一つだけありました。

最終的にここで働くと決めた1社目の会社には空間デザイン、グラフィックデザイン、そしてWebまで色んな部署がありましたが自分はグラフィックデザイン部を志望していました。ポートフォリオの内容的にも志望先のグラフィックデザイン部になると思っていました。

しかし、配属先の発表紙には「Web部」と書かれていました。頭の中はいろんな疑問が飛んでいました。封筒を開けて中身を確認した瞬間をいまだに覚えています。学生時代Webページを作った時は楽しかったので、時代の流れもデジタルに行っていると思い私はWeb部でインハウスデザイナーとして仕事を始めました。

Web部デザイナーとして働いてみて

実際にデザインしたものを実装し、ユーザーの動向が見れることはとても魅力的でした。

インハウスデザイナーといえ、デザインだけではなく企画からデザイン、コーディング、運用までWebの仕事全般を経験しました。
振り返ってみるとWeb業界の仕事を続けている中で私の土台になってくれた大切な時期だと思います。総合的にWebの仕事を経験するのはよかったですが、私はデザイナーとしての実力を上げたかったのでデザインだけを専門的に携われる制作会社への転職を決心しました。

2社目 デザインはしているけど、、

2社目だった制作会社はある程度の規模がある会社でした。ディレクター、デザイナー、エンジニア、マーケターなど専門によって分業化されていて念願のデザインだけに専念して仕事することができました。

仕事に慣れようとしていた頃、コロナ禍になりほぼ全社員が在宅勤務になりました。完全に慣れていない仕事をチャットのやり取りだけで進めるのは結構大変なことでした。そして会社は案件を回すことを優先していたので、案件のデザイン作業が終わったらその後の情報がデザイナーまで共有されることが少なかったです。担当した案件が延期や中止になっても後になってから知ることが多々ありました。それで仕事に対する責任感や意欲がどんどん弱くなってしまいました。

私はデザイナーに向いてないのではないかと思ってデザイナーをやめるかどうか悩むようになりました。しかしちゃんとデザイナーとして経験をしたのはこの会社だけでまだやめるには早いと思い転職を決心しました。

そしてTANE-beへ入社

そこで出会ったのがTANE-beでした。TANE-beへ入社したきっかけはいろいろありますが一番大きいのは「いいサイトを作りたい」という私の願望がここでは実現できると思ったからです。

1年がたった今、この願望は実践されています

願望が実践されている上で、自分の仕事との向き合い方も大きく変わったと思います。TANE-beは前の会社と同じく制作会社ではありますが、スタートアップという特別な立ち位置です。TANE-beへの入社するまでの流れを長く書いてしまいましたが、次はいよいよTANE-beでの経験についてになります!

TANE-beに入社して変わったこと

TANE-beに入社して、本当にいろんなことが経験できました。一番変わったことは仕事への向き合い方だと思います。
絞り出して、下記の3つについて書かせていただきたいと思います!

  1. オーナーシップができる
  2. 積極的にコミュニケーションをとるように
  3. 他部署との活発な交流

オーナーシップができる

現在(2022年11月)TANE-beは10人未満の人数で働いていますが、入社当時は私が唯一のデザイナーでした。
私がデザインしたサイトが会社の実績となり品質に繋がることを肌で経験し、自然に仕事への責任感が強まりオーナーシップができました。

TANE-beでは案件に対する情報共有を積極的に行っており、デザインが終わっても今案件がどのような状態で、どこまで進んでいるのかなどの把握ができます。このような環境で複数案件を進めながら、担当している案件の所属感はもちろん責任感が強くなり、どんどん能動的に仕事に関わるようになりました。
デザイナーが増えた今でもこのことに変わりはありません。
TANE-beは一つの案件を一人のデザイナーが担当する体制で、担当する案件に対して知識と責任感が持てるようにしています。この体制にはデザインルールのズレを最小限に抑えられるというメリットもあります!

もちろん案件のスケジュールや規模によっては複数人のデザイナーと協力して進めることもありますが、その時はスタイルガイドやコンポーネントなどを積極的に活用しています。しかし、どれほどシステムを活用してもコミュニケーションが十分取れなかった場合はデザインルールのズレや情報共有に穴が開くなど問題が発生してしまいます。

案件を進める中、社内コミュニケーションは大事ですが、私はどの会社にいたときより一番積極的に周りとコミュニケーションをとりながらデザインをするようになりました。

積極的にコミュニケーションをとるように

私は外交的な性格ではないため、今までの会社で積極的にコミュニケーションをとるデザイナーではありませんでした。必要なことだけを質問し、グレーゾーンに対しては強いて質問することは少なかったです。

しかし、TANE-beで1年間働きながら積極的に周りとコミュニケーションをとるようになりました。変わったきっかけとしては、上で話した仕事に対してオーナーシップができたのが一番大きいと思います。なるべくグレーゾーンを潰して、いいサイトを作りたいという姿勢が強くなりました。
時間や状況に問題がなければリアルタイムに案件の相談をします。テキストでは伝わりにくいことを直接話しながらすり合わせ、コミュニケーションをとることは仕事に対する集中力を高めてくれています。

他部署との活発な交流

TANE-beは全体的に社員の向上意欲が強く何を質問しても答えてくれる雰囲気なので、質問やコミュニケーションを続けられていると思います。

特にWebデザイナーはコーディングに関して、実際に実装された時の状況や実装が難しい箇所などのグレーゾーンが多いと思います。細かいかもしれないですが、このようなグレーゾーンを潰すことは個人の成長にも役に立つと思います!

最近は他部署への質問・デバッグ会議を開催しています。
グレーゾーンを潰し、ディレクター、エンジニアと知識を共有しながら制作の視野が広がっていると思います。ディレクターとエンジニアの立場からの意見を聞いてデザイナーとしては考えられなかったことに改めて気づいたりします。もちろん、デザインする時全員の意見を反映するのは難しいですが、その意見を知った上でデザインする方が社内のコスト管理にもいいし、より良いサイトが作れると思います!

スタートアップへ入社を考えている方へ

上記の3つは私がTANE-beで経験したことで、決してスタートアップに入ったら経験できることではありません。
この1年の経験から、スタートアップの会社に入社を考えているなら考慮したほうがいいことについて書いてみようと思います。

  1. 会社のルール作成
  2. 社員間の近い距離感
  3. 業務外のことも経験できる

会社のルール作成

多くのスタートアップは大手会社のようにルールが詳細に決まっていないので、社内のルールを作ったり変えたりすることがより柔軟にできます。業界によっては、最新トレンドを反映することもできて、提案したことがよかったらすぐ反映されることもあります。

ただ、業界未経験者にとっては入社後慣れるまで時間がかかる可能性がありますが、自分が働く環境と社内文化を一緒に作っていく経験はとても魅力的なので、直接経験し能動的に働きたい方にはいい業務環境だと思います!実際に、私もTANE-beのルール作成に参加しています。前の会社ではなかったフィードバック会議を提案して、月に1回終わった案件を振り返り、褒めたり反省したり改善点を探してフィードバックを交換しています!

社員間の近い距離感

一緒に働く同僚も会社の業務環境の一つだと思います。スタートアップは少人数の会社が多くて人と人との距離が近いです。
その分同僚環境からの影響を受けやすいので大人数の会社では目立たないことが、少人数の会社ではすぐ目立ってしまい周りの人に影響を与えてしまうことがあります。

少人数はコミュニケーションが円滑に取れる環境でもありますが、このようなデメリットもありますね。
私は社員間の近い距離感を経験し、会社の人とのいい距離について考えるきっかけになりました!社会人として一段階成長できたと思います。

業務外のことも経験できる

上にも話しましたがルールが決まっていない箇所があって、場合によっては業務外の仕事をすることもあります。
オフィス管理やルールの作成、お客様対応など会社によっては雑務を任せることもあります。

TANE-beは本業に集中できるようにしているので、業務外のことをすることは少ないですが、このような業務が社会人としての経験になり、デザイン作業の間のリフレッシュとなると思う方には問題ないと思います。

まとめ

短い経歴と経験ではありますが、TANE-beでの1年を振り返って書かせていただきました。
思ったより長くなってしまいました。。!

直接経験しながら学び、能動的に仕事するタイプの方にはスタートアップの会社が合っていると思います。自分の仕事タイプについて考えてみたらいいと思います!
スタートアップへの入社を悩んでいる方がいらっしゃったら役に立てたら嬉しいです!

この記事の執筆者

TANE-be Designer
TANE-be Designer
大阪・京都にあるWebサイト制作の株式会社TANE-beのデザイナーが日々の業務で使っている知識や技術を紹介します。