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【SEO要チェック項目】 重複コンテンツのデメリットや回避方法について解説

【SEO要チェック項目】 重複コンテンツのデメリットや回避方法について解説

こんにちは! TANE-beマーケターです。
Webコンテンツ制作・執筆に当たって、少しでも多くのアクセス数を稼ぐなら、SEO対策は非常に重要です。
SEO対策にはさまざまな方法がありますが、やらない方が良い事もいくつかあります。
今回はSEO対策をする上で気を付けなければならない「重複コンテンツ」について解説します。

本記事のターゲット

  • SEO対策を任されたばかりの方
  • 自社サイトの伸びが悪いと考えているSEO担当者
  • 重複コンテンツの解決方法を知りたい方
本記事で解決する疑問

  • どのようにすれば重複コンテンツとして扱われないのか
  • 重複コンテンツとして扱われてしまった場合にはどうなるのか
本記事では、以下のポイントについて解説します。

  • 重複コンテンツの概要
  • 重複コンテンツのデメリット
  • 重複コンテンツへの対策方法

重複コンテンツとはどのようなコンテンツ

Webコンテンツの内容の重複相手には主に2種類あり、自前サイト内と競合サイトが考えられます。
重複コンテンツには、重複の度合いや、利用する検索エンジンごとにペナルティが与えられることもあります。
多くの場合は、意図せずに重複コンテンツが発生してしまっているため、掲載前には必ず他サイトとの重複がないかチェックしておくことが重要です。
ここでは、自前サイト内、競合サイト相手、それぞれの重複コンテンツについて解説します。

自前サイト内での「重複コンテンツ」とは

自前サイト内での重複コンテンツとは、ページ内で説明、紹介している内容と同一の内容が、複数ページにわたって記載されているコンテンツのことです。

多少長くなってしまうことが予想されても、ページを上手く軽量化して1ページ内で記載するか、あるいは後述の方法で「URLの正規化」を行うと解消できます。
自前サイト内の重複コンテンツを放置したままでは、検索エンジンにおけるSEOスコアが低下してしまう事態を引き起こします。

競合サイト同士での「重複コンテンツ」とは

競合サイトとの重複コンテンツとは、いわゆる「コピーコンテンツ」のことです。ただし、Googleの検索品質チームでは、インターネット上の情報は3割程度がコピーコンテンツだとしており、それだけで処罰の対象となるわけではありません。

競合サイトとの重複は、内容の順番を分散させたり、新たな情報を加筆したり、使用する文言を変更したりすればうまく避けられるでしょう。
後述のように「オリジナルコンテンツを制作・執筆するコツ」を使用すれば、よりオリジナリティの高いコンテンツが実現可能です。

SEO対策上良くない!重複コンテンツと判定されてしまったらどうなる

ここでは、検索エンジンに重複コンテンツやコピーコンテンツと判定されてしまった場合の、ペナルティについて紹介します。
ペナルティについて知ることで、オリジナルコンテンツ作成の重要性について学習しましょう。

①検索画面に表示されない

Googleの検索アルゴリズムは、オリジナルコンテンツを優先して表示する傾向にあります。
そのため、コピーコンテンツは検索画面に表示されにくいといえるでしょう。

また、悪意のある盗用が見られるコンテンツは、Googleに通報され、DMCAに基づいて法的な措置を取られる可能性もあるため注意が必要です。
コピーコンテンツと認定されてしまった場合、Googleの検索アルゴリズムに基づいて、検索画面から削除されてしまうため、盗用することにメリットはないといえるでしょう。
コピーコンテンツとしてみなされるのは文章だけではなく、動画や画像、楽曲などの著作物は、無断転載や埋め込みをした場合全てコピーコンテンツとして扱われる可能性が高いです。

②リンクの評価が分散する

URL正規化の紐付けをしないと、それぞれが別々のサイトだと見なされてしまい、評価が分散し、適切に評価されません。特に、どちらのページも冒頭で解説する対象に関する詳細を述べているように、重複の多いコンテンツはたった1ページでも評価が低くなる傾向にあります。

URL正規化がされていない状態で複数ページにて同じ内容を解説してしまった場合、それらすべてが、重複するコンテンツの1つだという捉え方をされてしまうのです。そのため、URLの正規化は必ず行うようにしましょう。URL正規化の詳細については、後述します。

③サイト全体の検索順位が下がる

重複コンテンツを多数投稿していると、例えURL正規化の紐づけをしていたとしても、サイト全体の検索順位が下がってしまう可能性があります。

Googleでは、何度違うページを開いても、内容の重複するコンテンツが表示されることは「ユーザーエクスペリエンス」の低下につながるため、上位に浮上しないという仕組みが取られています。そのため、似た内容の記述がどうしても必要になってしまう場合にも、客観性や独自の観点からの意見は何かしら欲しいといえるでしょう。
1つのサイトを写経していたり、何の区別もなく1つのテーマについて数ページにわたって語られていたりするコンテンツは、順位が下がりやすい傾向にあります。

重複やコピーしないための対策・チェック方法7選

競合サイトや自前サイトとの重複を避けるための有名な対策方法で、Googleが推奨する方法を紹介します。工夫すれば、簡単にコピーコンテンツ対策が可能です。

①alternateタグの利用

<link rel="alternate" hreflang="https://example.com" />

alternateタグは、Webページ制作に利用する、htmlタグです。モバイル版とPC版のサイトや多言語対応サイトがある場合、ページを区別するために利用します。
よかれと考えてモバイル版サイトを用意したことが裏目に出ないためにも、PCとモバイル両対応のサイトを作る際には必ず使用するようにしましょう。
主に、同一サイトの別バージョンのようなページを作る際に積極的に活用するタグです。

②canonicalタグの利用

<link rel="canonical" href="https://top.example.com">

canonicalタグはURLの正規化をするためのhtmlタグです。
altanateタグの下部に記載し、コンテンツの「ホーム」となるリンクを記載します。
1つのコンテンツが数ページにわたるときは、こちらのタグを利用利用するようおすすめします。

③noindexタグの利用

<meta name=”robots” content=”noindex, nofollow”>

noindexタグは、URLを検索結果に掲載させないためのタグです。
canonicalがURLをすべて明記化することに対して、noindexは主要なページ以外を検索できないようにします。
検索される必要のないページ(送信OKやECサイトの購入後ページ)や、隠しコンテンツを隠すために有効です。
期間限定サイトや制作途中のページに入れると有効です。

④301リダイレクトの利用

301リダイレクトはhtaccessファイルから設定可能です。
何らかの都合で永続的にURLが変更になる際、この機能を使うと、旧URLへアクセスした際に新しいURLに転送されます。
301リダイレクトは、永続的にURLが変更される場合に使用され、一時的な移転は302リダイレクトを利用します。ただし、Googleでは302リダイレクトの使用は推奨されていません。

⑤URLパラメータの利用

https://www.〇×△.com/?=XXX&〇〇〇

URLパラメータは検索エンジンがGoogleなら、Google Search Consoleから設定できます。
通常のURLの後ろに、ページ内で検索された言葉や流入経路などが表示されるという仕組みです。
ECサイトのように、同じ表記のページが続くパターンのサイトだと、パラメータ設定に抜け漏れがある場合に重複コンテンツとみなされやすくなるでしょう。

⑥コピペチェックやAIチェックなどを欠かさない

Googleの検索エンジンはコピーコンテンツを嫌います。また、Googleの検索品質ガイドラインでは「経験」がアルゴリズムに関係していると明かされているため、AIコンテンツに関しても避ける方が無難だといえるでしょう。

「COPY CONTENT DETECTOR」や「こぴらん」「sujiko.jp」ですでに発表されているサイトと、文字列が被っていないかを確認できます。「AI text classifier」では、AIが書いた文章を、多少の誤差はあれど判定可能です。
ただし、法律のように一般的な名称がテーマに含まれる場合や、手続きのような決まりきった手順の説明についてのようなコンテンツでは、意図せずとも他サイトと30文字以上の重複がみられることもあります。

⑦類似しているコンテンツは1つのページにまとめる

基本的にSEO記事は1つのテーマに対して、1ページを作成することが望ましいといえます。また、なるべく短い言葉で簡潔に書くことがおすすめです。
以下は、作成するページ構成の例です。

・例 テーマ 〇〇〇の歴史について
概要:〇〇〇(組織)はXXXX(個人)がYYMMDD(日付)に創立しました。
〇〇〇の沿革:

〇〇〇の主力商品:
XXXX氏のプロフィール:

XXXX氏の名言:
主力製品や名言だけで1ページを作ってしまう場合もありますが、このように、すっきりまとまるものであれば1ページにまとめると、関連するキーワードからの流入を狙えます。

オリジナルコンテンツを制作・執筆するためのコツ6選

SEO対策のためには、コピーコンテンツの作成を避けて「オリジナルコンテンツ」を作成することが重要です。
どのようにすれば「オリジナルコンテンツ」は制作できるのでしょうか。
ここでは、オリジナリティを出すための工夫について紹介します。

①検索上位サイトの情報を網羅する

Googleサーチコンソールのような、検索結果を調べられるサイトを使って、上位サイトの内容を網羅すると、網羅性の観点でオリジナルコンテンツとして扱われます。
複数のサイトで内容が分散している場合は、独自にまとめ上げるとよいでしょう。
1つのページに知りたい情報が全て載っていると、ユーザーエクスペリエンスの面でも有利に働きます。

②豆知識のようなテーマで掘り下げる

ひと通り説明しきったと感じる話題では、説明に出てきたものや名前の由来やこぼれ話など、関連する内容の「耳より情報」を添えます。この際、文字数があまり大きく膨れてしまわないことと、本題から大幅にそれないよう配慮することに気をつけるとよいでしょう。
また、他のサイトでも説明している知識や書き方が多いのであれば、さらに掘り下げて調べ、自分なりの言葉で書くことがポイントです。

③自分なりの例えや表現を用いる

難解な表現がある場合は、例えを使ったり、専門用語を一般的な言葉に直したりして、分かりやすく言い換えることがおすすめです。
初心者向けの文章を意識して書いてみるとよいでしょう。
どうしても似たような言い回しになるなら、発信源のサイトを明記した上で引用→解説の流れで記載することがおすすめです。
ただし、あまりにも独自すぎると事実との乖離や、ソースやエビデンスのない、胡散臭い内容になってしまうため、気を付けましょう。

④トレンドの情報・自分が知りたい情報を加える

既出の情報をまとめたうえで、最新情報について付け加えると、読者が知りたい情報を網羅できるでしょう。
流行や、最新技術の紹介・既存のものとの違いについて触れます。

これまでの内容との違いを噛み砕いて紹介する必要があるため、参考資料を自分で読みこみ、理解することも重要です。
この方法でオリジナルコンテンツを作ろうとするときに、自分の知識でカバーできる内容なら問題ありません。しかし、そうでない内容のときは、自分なりに理解し言葉を咀嚼できるようになるまで時間がかかります。
前述のようなコンテンツ制作が多い場合は知識のある人にかいてもらう、または個人的にそのジャンルについて勉強することが望ましいでしょう。

⑤結論として新たな選択肢を提案する

すべてをまとめあげた上で「この情報を利用すると◯◯ができますよ」と示唆します。
例えば、以下のようにまとめ上げ、それに加えて訴求を付け加えた場合、オリジナルコンテンツとして扱われるでしょう。
本記事で解説したここまでの内容を利用することで、既存サイトの検索表示順位を上げられるほか、新規サイトの立ち上げにも役立ちます。

⑥独自の調査・体験や感想を述べる

自分で体験したことのある話なら、何かしらのエピソードやアドバイスを加えるとよいでしょう。ただし、体験談の場合はエビデンスを探すことに苦労する可能性があります。
Googleの検索エンジンのアルゴリズムでは、経験は優先される傾向にあります。そのため、エビデンスを用意できる内容なら、自分や自社の経験について記事内に盛り込むと、オリジナルコンテンツの作成に役立つでしょう。

まとめ

検索エンジンにて、自分が制作に携わるコンテンツが「重複コンテンツ」に分類されることは、SEOにおいて不利になります。
制作初期の段階から意識して、対策を取ることが望ましいでしょう。
ECサイトや広告、寄稿のあるサイトはその性質上、重複コンテンツと見なされやすい傾向があります。そのため、htmlタグや検索パラメータを設定して、重複コンテンツでも問題のない状態を作りましょう。
また、パラメータを調整することでサイト流入経路が分かるため、集計やキャンペーンを行いたい場合には最適です。

オリジナルコンテンツを制作するためにはコツがあります。
それはエビデンスや資料の内容を咀嚼したうえで、自分の言葉で伝えることです。
自分でよく理解してからコンテンツ作成に取り掛かると、オリジナルコンテンツの作成に役立つでしょう。
よく理解できていないことを他人へ満足に伝えることは難しいものです。
制作側は常にリサーチや勉強を欠かさないことが重要です。

この記事の執筆者

TANE-be編集部
TANE-be編集部
大阪・京都にあるWebサイト制作の株式会社TANE-beのスタッフが編集。