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【Google広告】祝日などスケジュールを決めて広告配信を停止する方法

こんにちは!Webディレクター兼マーケターの杉江です。
今回は、祝日や連休といったイレギュラーなタイミングでGoogle広告の広告配信を停止する方法について解説していきます。

本記事のターゲット
Web広告の運用代行を任されて間もない新人マーケター
本記事で解決する疑問
BtoBサービスの広告を配信中。
BtoBということもあり、休日は潜在顧客が広告をクリックしてくれる見込みが薄い。
土日に広告配信を停止することはできている。
しかし、祝日や連休に広告配信を停止する方法が分からない。

本記事では、以下のポイントについて、解説していきます。

  • 祝日や連休に広告配信を停止したい時に便利なルール機能の概要
  • ルール機能の運用例
  • ルール機能を利用する上での注意

ルール機能を使う

Google広告にて、祝日や連休といったイレギュラーなタイミングで広告配信を止めたい。
そんな時は、ルール機能で配信タイミングの制御設定が可能です。
Google広告には、キャンペーンや広告グループごとに任意のタイミングで広告配信を一時停止したり、再度有効にすることができるルール機能が存在します。

ルール機能とは?

  • キャンペーン・広告グループごとに設定可能
  • 任意のタイミングで広告配信を一時停止したり、再度有効にすることができる
具体的な運用方法

  • 該当広告に広告配信を「一時停止」する日時を設定
  • 該当広告の広告配信を再び「有効」にする日時を設定

上記の設定を行うことで、イレギュラーな祝日や連休にピンポイントで広告配信を停止することが可能です。

運用例:2022年のGW(4/29〜5/5)に広告配信を止めたい

まず、広告配信が希望のタイミングで一時停止するルールを作る


(※2022年3月現在の管理画面です)

①ヘッダー部分の【ツールと設定】をクリック
②左から3番目【一括操作】の上から2番目【ルール】をクリック


(※2022年3月現在の管理画面です)

③サイドバーの【ルール】の項目にいることをチェック
④【+】ボタンをクリック


(※2022年3月現在の管理画面です)

⑤【キャンペーン(広告グループ)のルール】をクリック
キャンペーン単位で調整したい場合は、キャンペーンのルールをクリック。
広告グループ単位で調整したい場合は、広告グループのルールをクリック。


(※2022年3月現在の管理画面です)

⑥【ルールの名前】を決める(なんでも良い)
⑦【キャンペーンを一時停止する】をクリック
⑧ルールを決めたいキャンペーン(広告グループ)を選択
⑨【1回】を選び、GW前日の23:00〜0:00を選択
⑩変更やエラーがある場合のメール通知を受け取るメールアドレスを設定
⑪【ルールを保存】をクリック

上記の設定で、GW前日の4/28の23:00〜0:00に広告ステータスが一時停止になります。
これで、GW期間の広告の配信を避けることができます。
変更やエラーがあれば、⑩で設定したメールアドレスに通知が来るので安心。

ただ、このままではGW後も広告ステータスは一時停止のままです。
そのため、加えてGW後に再度広告ステータスを有効にするルールを作る必要があります。

次に、広告配信が希望のタイミングで有効に戻るルールを作る


(※2022年3月現在の管理画面です)

⑫再び【+】をクリック


(※2022年3月現在の管理画面です)

⑬【キャンペーンのルール】か【広告グループのルール】をクリック
キャンペーン単位で調整したい場合は、キャンペーンのルールをクリック。
広告グループ単位で調整したい場合は、広告グループのルールをクリック。


(※2022年3月現在の管理画面です)

⑭ルールの名前を決める(なんでも良い)
⑮【キャンペーンを有効する】をクリック
⑯ルールを決めたいキャンペーン(広告グループ)をクリック
⑰【1回】を選び、GW翌日の0:00〜1:00を選択
⑱変更やエラーがある場合のメール通知を受け取るメールアドレスを設定
⑲【ルールを保存】をクリック

上記の設定で、GW翌日の5/6の0:00〜1:00に広告のステータスが有効に戻ります。
これで、GW明けにはしっかり広告が配信されるようになります。

ルール機能を利用する上での注意

便利なルール機能ですが、一つ注意点があります。

ルール機能を利用するデメリット
一定期間、一時停止した広告の配信を再開すると、機械学習のステータスが【学習中】になってしまう。

機械学習のステータスが【学習中】になってしまうと、2〜3日インプレッション(表示回数)が安定しないので、広告の立ち上がりがイマイチになってしまいます。
そのため、ユーザーの反響が高い時期は、ルール機能を利用することをおすすめしません。

まとめ


今回は、祝日や連休といったイレギュラーなタイミングでGoogle広告の広告配信を停止する方法について解説しました。
本記事が広告配信タイミングのコントロールに悩む新人マーケターの方の一助になれば幸いです。
広告配信のタイミングをしっかりコントロールし、効率よく広告を運用していきましょう!

この記事の執筆者

TANE-be編集部
TANE-be編集部
大阪・京都にあるWebサイト制作の株式会社TANE-beのスタッフが編集。