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リスティング広告とは?機能から運用方法まで分かりやすく解説

リスティング広告とは?機能から運用方法まで分かりやすく解説

こんにちは! TANE-beマーケターです。
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに関連して表示される広告のことです。広告にはさまざまな種類がありますが、中でもリスティング広告は広告内容に近いキーワードに興味を持っているユーザーに表示されるため、比較的高い効果が期待できます。
今回は、リスティング広告とは何かや機能、運用方法についてご紹介します。

本記事のターゲット

  • リスティング広告を導入したい人
  • リスティング広告の運用方法を知りたい人

本記事で解決する疑問

  • リスティング広告とは何か
  • リスティング広告のメリットとは
  • リスティング広告を効果的に運用する方法とは

本記事では、以下のポイントについて解説します。

  • リスティング広告の概要
  • リスティング広告を利用するメリットと注意点
  • リスティング広告の上手く活用する方法

リスティング広告とは検索結果に表示される広告のこと

リスティング広告とは、検索ツールを利用しているユーザーが検索したキーワードをもとに表示される広告のことで、その仕組みから「検索連動型広告」とも呼ばれています。
ユーザーが検索を行った際に関係性の高い広告のみが表示されるため、数ある広告の中でもとくに高い効果が期待できます。

リスティング広告が表示される仕組み

ユーザーが検索したキーワードに関連して、リスティング広告が表示される仕組みは以下の通りです。

  • 出稿したいキーワードを登録する
  • クリック単価の上限を決定する
  • 検索時に一致するキーワードの広告からオークションが行われる
  • 勝ち残った広告が落札順に表示される

落札には、直接的な広告費用ではなく広告ランクが用いられます。
広告ランクは、キーワードとの関連性やページが適切と判断されることで上昇します。つまり、なるべく多くのユーザーの目にとまるためには、登録するキーワードを適切に設定したり、キーワードに沿った広告ページにしなければなりません。

リスティング広告を利用するメリット

ユーザーにとって関連性の高い広告であるリスティング広告を利用することには、以下のメリットがあります。

商品やサービスに興味がある層の目を引きやすい

リスティング広告は関連するキーワードの検索時に表示される広告です。
さらに、リスティング広告は通常の検索結果よりも上に表示されることが多いです。そのため、関連するキーワードを検索したユーザーの目に留まりやすく、広告効果が比較的高いとされています。

予算が少額でも出稿できる

広告媒体の多くは、広告を出稿するだけで広告の効果に関わらず費用が発生します。
そのため、広告によって十分な効果が得られなかった場合は赤字になることも多いほか、予算が少ない場合は出稿できる広告が限られてしまうことも多くあります。

しかしリスティング広告であれば、費用が1クリック単位で発生するためクリックされなければ費用が発生しません。このことから、「予算が足りなくなりそう」「効果が得られない」と感じた場合にはすぐに広告の停止ができることもメリットといえるでしょう。

なお、費用が少ない場合は、地域や時間帯を絞って出稿することで効率的に効果を得やすくなるためおすすめです。

即効性が高い

リスティング広告は広告審査の完了後、早くて即日から出稿が可能なため、即効性が高いこともメリットの1つです。

通常、SEO対策は成果が上がるまで時間がかかります。しかしリスティング広告であれば、広告を出せばあとは最短当日から成果が出ます。
ただし、リスティング広告で効果が得られるのは広告効果次第で、必ずしもすぐに効果が得られるという保証はありません。

効果分析がしやすい

最後に、広告の管理画面から成果の確認が容易なため効果分析がしやすいというメリットもあります。

広告の管理画面では、広告をクリックしたユーザーの数や表示されたキーワードだけではなく、表示されたものの成果の出ていないキーワードなども確認できます。これらの情報を少しずつブラッシュアップすることで、コンバージョン率を上げられます。

リスティング広告を利用する際の注意点

リスティング広告を利用することにはさまざまなメリットがありますが、以下のような注意点もあります。

費用対効果が合うかどうかを先に見極める

1つめの注意点は、費用対効果が合うかを先に見極めなければならないことです。
なぜなら、リスティング広告は1クリックごとに費用がかかるためです。
費用対効果が合うかどうかは、以下の計算式で判断できます。

こちらで獲得単価が出てますので、商品の価格・利益率から費用対効果が合うか判断する事ができます。
費用対効果が合わない場合は、リスティング広告は選択肢から外した方が良いと思います。

人気のあるキーワードでは資金力が必要

人気のあるキーワードを入力して広告が表示されれば、当然ユーザーの目に留まる確率が高くなります。
しかし、リスティング広告の費用はクリック時に発生する仕組みのため、人気のあるキーワードでは資金力が必要です。

人気のあるキーワードに設定した場合、アクセス数だけが増えて広告費がかさむ可能性があります。広告効果を上げるために落札金額を増やすと費用対効果が悪くなることもあるため、人気のあるキーワードを登録する際は十分な予算が必要です。

広告として出稿できるのはテキストのみ

最後に、リスティング広告は広告の構成自体がテキストであるため、テキストのみしか広告として出稿できないことにも注意が必要です。

テキストのみでしか出稿できないということは、商品の見た目などを伝えることは出来ないということです。商品やサービスの魅力は文章のみでしか伝えられないため、他社の広告を参考にしやすく競争が激化しやすいという注意点もあります。

GoogleとYahoo! どちらを利用するべき?

国内での検索エンジンシェア率は、現在(2022年)Googleが75%、Yahoo!が15%です。
検索エンジンシェア率のみで見ると、一見Googleが一方的に優れているように見えますが、双方機能に違いがあります。そのため、それぞれの機能に着目して広告内容に適したツールを選ぶことが大切です。

ここからは、GoogleとYahoo!のリスティング広告の機能をそれぞれご紹介します。

Googleが提供するリスティング広告の機能

Googleは、利用者が非常に幅広いという特徴があります。利用者の幅が広い理由は、BIGLOBEやLivedoor、gooなどのGoogleの提携サイトへも配信されているためです。

Googleのみならず、Googleの提携サイトにも広告が表示されれば、広告への表示項目も増えます。そのため、より多くの人の目に留まりやすいでしょう。
また、アナリティクス画面では広告の一元管理が可能です。Google内の異なるサイトに出稿しても、簡単に管理できてサイトごとの広告効果が比較できます。

一方でクリック単価が高めで競争率が激しいという特徴もあります。広告で十分な効果が得られなければ、結果的に赤字になりやすいため競合他社との差別化が必要不可欠です。

Yahoo! が提供するリスティング広告の機能

Yahoo!は利用者層の年代が高く、ユーザー層にはビジネスマンが多いという特徴があります。このことから、幅広い年代をターゲットにした商品やサービスの訴求、ビジネスマン向けの商品やサービスの訴求に適しています。
また、検索パートナーが多く流入経路が広い、提携している法人サイトが多く広告の権威付けに一役買ってくれるという点もYahoo!の特徴です。

一方で、広告文の審査がGoogleよりも厳しい、広告ごとに管理ツールがバラバラというデメリットがあります。とくに、複数の広告を出稿する際にはそれぞれの広告の管理について工夫が必要です。

リスティング広告を上手く運用するには

リスティング広告を上手く運用するためには、以下のポイントを意識しましょう。

検索語句をチェックし広告効率を上げる

まず、検索語句をチェックして広告効率を上げましょう。
広告効果はツールを使えば簡単に把握できます。クリック率が低いワードや、コンバージョンまで至る確率が低いワードは削除して広告効率を上げましょう。

また、リスティング広告は1クリックごとに費用が発生するため、検索語句を整理することで、無駄なクリックにより費用がかさむことも無くなります。

必要としている人がクリックしたくなるワードを盛り込む

リスティング広告はテキストのみしか表示できないため、必要としている人がクリックしたくなるワードを盛り込むことも大切です。

また、リスティング広告には、説明文よりもタイトルの方が目に留まりやすいという特徴があります。そのため、タイトル前半にキーワードを入れたり、数字を使って効果をアピールしましょう。

自動入札機能を活用する

自動入札機能を利用することも、リスティング広告を上手く活用するポイントです。
リスティング広告には、システムAIによる自動価格設定機能があります。広告単価は毎日変わるため調整が必要ですが、自動入札機能を活用することで毎日の調整の手間が省けます。

品質スコア向上のために改善を続ける

リスティング広告は品質スコアが上がると広告の表示順が上がり、より多くの人の目に留まりやすくなるため、出稿後も改善を続けることが大切です。また、品質スコアの向上にはクリック単価が下がる効果もあります。

品質スコア向上にはリンク先WEBサイト自体の関連性も求められるため、繰り返しの改善が重要です。

リスティング広告の新機能

リスティング広告サービスは使いやすさと宣伝効果を向上するために、常にアップデートされ新しい機能が次々と実装されています。リスティング広告を上手く運用するためには、新機能を使いこなすことも重要です。

レスポンシブ検索広告を活用する

レスポンシブ検索広告は機械学習の技術を活用した、リスティング広告の機能の1つです。
事前に登録したタイトルと広告文をそれぞれ組み合わせ、検索ワードごとに学習し、最も成果の挙げられた広告を自動的に表示します。
注意点として、組み合わせの順序はランダムであるため、単体で意味が通じる作りでないと広告効果を得られない可能性があります。

動的検索連動広告を設定する

動的検索連動広告はリスティング広告の機能の1つで、検索エンジンがサイトを分析し自動で広告タイトルを作成・出稿するサービスです。
キーワードの入稿を介さず広告が配信される特徴から、カバーしたいキーワードが多くなりがちな全国展開している施設や、商品数の多い店舗で有効に働きます。
出稿する側がキーワードの選定を行わずに済むことや、通常見落としがちなクエリからの流入に期待できることがメリットです。
一方で、流入を期待していないユーザのアクセスで予算が消費されることもあるため、設定する際は慎重に検討しましょう。

表示オプションから広告の情報量を高める

リスティング広告のクリック率向上のために、表示オプションを設定することは有効です。
通常、リスティング広告にはタイトルと広告文の表示のみが行われます。
広告の表示オプションは、通常の広告文の下部に設定した情報を表示する機能です。
例えば、電話番号やサービス内容が表示されるため、検索ユーザが一目でサイトの内容を理解でき、コンバージョン率の向上につながります。
ただし、広告表示オプションが表示される条件として高い広告ランクが求められるため、広告ページのコンテンツはしっかりと作成しておきましょう。

まとめ

ユーザーが検索したキーワードに関連して表示されるリスティング広告。
1クリックごとの単価制のため少ない予算で出稿できますが、多くの人の目に留まるためには適切なキーワードの登録やタイトル、説明文が重要です。

関連キーワードを検索したユーザーが広告に興味を持ってもらえるように、品質スコアの向上やテキストの選定に注意して効率良く顧客獲得を図りましょう。

この記事の執筆者

TANE-be編集部
TANE-be編集部
大阪・京都にあるWebサイト制作の株式会社TANE-beのスタッフが編集。