「誰かになにかを伝えたい」「アフィリエイト広告で収入を得たい」など、ブログはさまざまなモチベーションで始められます。実は、多くの人に読まれるブログには法則があります。

今回の記事は、ブログの書き方のセオリーを項目ごとに分けて基礎から応用まで紹介します。検索上位にヒットするように意識したブログの書き方を掲載しているため、ぜひ参考にしてください。

ブログ記事作成の際に重要なこと

記事の最初に、これからブログを始める方やもうすでに始めている方が常に意識するべき重要なポイントを紹介します。

読者の目線に合わせて執筆する

ブログは、読んでもらいたい人に向けて記事を執筆しましょう。ブ「特定の読者が求めている内容を客観視すること」を意識してください。

ブログは不特定多数の目に触れます。ターゲットの1人に向けて書くことで、「自分のために書いてくれている」と読者の心をつかめるでしょう。
ブログを書く前に、ターゲットがどのような人物であるか、なにを求めているかを想定しましょう。

例えば、小学生向けのブログの場合は以下のような文章や内容が好まれます。

小学生にも伝わるわかりやすい文章が特徴です。

執筆後、時間をおいて見直す

自分が書いた文章を後から見直すと、文章がくどかったり、主観が入っていたり、論理が破綻していたりする可能性があります。書いた文章は、時間を置いてから見直すようにしましょう。よりわかりやすく伝わりやすい文章に修正することができます。

読まれる前提の文章を書かない

ブログの文章は、必ず読んでもらえるものではありません。冒頭で「読んでいて疲れる」と思われるような文章は、どれだけ重要な内容であっても読まれないでしょう。

例えば、LP（ランディングページ）やアンケート、社内調査のように、読者にアクションを促したい記事の場合は、文章内で目的やメリットを呼びかけます。配色や図表、デザインもよく考えましょう。

読者からのアクションが欲しいときは、以下のポイントを押さえた書き出しを書いてください。

文章を読んで行動することに対するメリットを明らかにしましょう。

専門用語や固有名詞、特有のルールなどは、読み手によってはまったく伝わらない恐れがあります。自分が知っていることでも、読者の気持ちに立って丁寧に説明をしましょう。

ブログの書き方【構想編】

どのようなブログであっても、「読みやすさ」「アクセスしやすさ」への意識が重要です。ブログを書く前に、ブログ全体の構想を固めましょう。ここからは、ブログを構想するときの流れを紹介します。

ブログのコンセプトやターゲットを決める

自分が運営したいブログのコンセプト決定はとても重要です。どのような価値観を重視して、どのような人に読んでもらいたいのか、その上で何を伝えたいのかを考えましょう。

また、同じテーマでも、ターゲットやコンセプトが異なると、内容が変わります。

一方、コンセプトを「違いを比べながら、商品紹介をする」、ターゲットを「化粧品に興味のある人、より機能的な化粧品を探している人」にしたときは、使用感の比較や入っている成分の違い、データの考察に特化した記事がよいでしょう。

視覚的な見やすさや使い勝手を考える

複雑な説明は図やグラフ、動画にして記載しましょう。専門用語や難解な熟語の使用は避けて、視覚的に伝わりやすいような記事の作成を心がけます。

また、線や色のような装飾は、多用すると見にくくなるため最低限の使用にとどめましょう。配色や配置などのWebデザインも考慮すると、より見やすいブログを作成できます。

文章では、ひらがなと漢字の割合は7：3がよいといわれています。漢字ばかりの文章は、堅苦しい印象や読みにくさを抱かせる可能性があります。

ブログの書き方【構成編】

ブログの構想やイメージが固まれば、実際に記事を書きます。ここからは、ブログ記事の構成作成方法を紹介します。

全体文章構成

文章は、タイトル→導入→結論→理由→例→感想→まとめの順で作成すると読みやすくなります。文章の構成を作成するときは、この順番を意識しましょう。

この順番は、各見出しの内容を書くときにも役立ちます。
記事の導入文には、この記事を書いた理由（例：〇〇が気になったため、××について共有）を書いたあとに、記事全体の概要や読むと得られるメリットについて書くと、読者への請求力が高まります。

検索キーワードや上位記事を参考に構成を作る

書きたいテーマが決まれば、テーマに関するキーワードや検索ボリュームなどを見て調査します。上位記事の構成やサジェストKWも参考になるでしょう。

これらの調査結果に基づいて、キーワードや上位記事の見出しを網羅する見出しを作成します。

見出しごとの文章構成

見出しごとの文章は、「〇〇のために」「なにを」「どのようにする」の順番で書き進めるとよいでしょう。読者に伝わりやすい文章になります。

また、冒頭はあいさつから書きはじめて、具体的な悩みのあとに解決する方法を紹介します。まとめでは、内容のおさらいと次のアクションへの提案を行いましょう。

見出しや紹介文は簡潔に分かりやすく作る

構成作成時は大見出しや小見出しなどを用意します。見出しだけで概要が分かるような文言にしましょう。タイトルや見出しは30字前後にするとSEOの順位が上がりやすくなります。

また、導入文の前後に最初に目次を表示すると、内容がわかりやすくなるだけでなく、読者が読みたいところまで飛ばせるようになります。

ブログの書き方【文章編】

記事の最後に、ブログの文章でとくに気をつけたいことを挙げます。文章を書き慣れていない方は、以下で紹介することに気をつけながら書き進めていきましょう。

シンプルでロジカルに

文章はシンプルに、そして論理的に書きましょう。回りくどく長い文章はわかりづらいといえます。また、ブログの種類や雰囲気にもよりますが、主観的すぎる文章や根拠のない内容は読者から避けられます。

オリジナル性の高い内容や結論ファーストな文章を意識する

見出しの作成や文章執筆時に、上位記事の内容を参考にすることもあるでしょう。しかし、構成や文章が似ていると、他ブログとの差別化ができません。あくまで参考に留めて、オリジナル性の高い文章を執筆してください。

また、見出しの最初の文章で結論を述べましょう。結論ファーストな文章を書けば、読者にとってわかりやすく読みやすい文章になります。

文章の体裁を整える

記事内だけでなく、ブログ全体で記事の体裁を揃えてください。例えば、文まつは「です、ます調」か「言いきり調」かで統一します。悩んだ時はです・ます調にしましょう。

また、文章は断言するような口調がおすすめです。「かもしれない」「でしょう」などの曖昧表現が多いと、読者からの信頼がなくなる恐れがあります。

そのほか、ら抜き言葉や話し言葉、二重表現は使わない、1文は50〜100文字以内にする、句読点は1回以上3回までにする、接続詞の連続や多用を避けるなどの心がけも忘れないでください。

まとめ

購読者を多く獲得しているブログは、コンセプトやターゲットが明確で、ブランディングがしっかりしています。
文章の読みやすさや導線の心地よさなどの要素もあります。これらの条件を満たすブログを作れば、固定ファンを獲得できる可能性が上がるでしょう。

ビジネスの道具としてブログの利用を考えている方は、ブランディングと読みやすさのポイントを意識することをおすすめします。ぜひ、今回の記事を参考にしてブログを作成してくださいね。