初心者必見!SEOライティングのコツ12選。おすすめの本や手順
こんにちは!Webディレクター兼マーケターです。
検索上位を目指すSEOライティングのコツを押さえることで、ライティング初心者の方でもSEOに強いライティングが可能です。
本記事では、SEOライティングの概要から手順、実際に活用できる12のコツを解説します。
本記事のターゲット
- 新人マーケターの方
- SEOのコツが知りたいライター初心者の方
本記事で解決する疑問
- 自社Webサイトのアクセスを増やすには?
- 自然検索経由の流入を増やすために、どのようにSEOライティングを行えばいいのか。
本記事では、以下のポイントについて、解説していきます。
- SEOライティングに欠かせないマインドセット
- SEOライティングの手順とコツ
- SEOライティングにおすすめの本
SEOライティングの概要
SEOライティングの概要を下記で詳しく説明します。
SEOとは?
SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字をつなげた言葉で、検索エンジン最適化を意味します。
検索エンジン最適化とは、検索エンジンから評価され検索結果の上位表示を目指す手法です。
日本における検索エンジンのシェアは、GoogleとYahoo!が全体の9割を占めています(※)。
また、Googleが主要な検索エンジンであり、Yahoo!はGoogleと同じアルゴリズムを用いてています。
このことから、一般的にSEO対策はGoogleの検索エンジンに対して行うことをいいます。
(※)参考:デスクトップサーチエンジン市場シェア日本|スタッツカウンターグローバル統計 (statcounter.com)
SEOライティングとは?
SEOライティングとは検索上位を目指すライティングの技術です。
具体的には、最初のステップとして、顧客・商品・競合・市場の分析を行い、対策するキーワードを抽出します。
次のステップとして、キーワードから推測される検索ユーザーの検索意図を分析します。
検索意図とは、検索を行う目的のことです。
次に、検索意図に解答できる文章にするため、記事の見出しを作成し、見出しが完成すればライティングを行います。
結果、書いた記事が「検索意図に最もふさわしい記事」だとGoogleに評価されれば、記事が検索上位に表示されるでしょう。
上位表示された記事は、検索数に応じてWebサイトのアクセスにつながり、そこから問い合わせに至るという仕組みです。
前提|SEOライティングに欠かせないマインドセット
SEOライティングを目指すうえで欠かせない3つの心構えを、下記で詳しく説明します。
Googleの理念であるユーザーファーストを押さえる
Googleの理念である「ユーザーファースト」が、検索エンジンの上位表示になる仕組みに反映されています。
実際、Googleが掲げる10の真実には「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という文言があります。
つまり、検索ユーザーにとって読みやすく、有益な情報を網羅している記事が、Googleの高評価につながります。
このように、ユーザーニーズに応えることを前提としたライティングが重要とです。
検索ユーザーと検索エンジン双方に配慮する
SEOライティングを行う上で重要なポイントは2つあります。
- 検索ユーザーにとって読みやすい文章であること
- 検索エンジンから評価されやすい文章であること
上記2点の塩梅をうまく考慮して、SEOライティングを行います。
単純な例を紹介すると「Googleから評価されるから」といって、検索するキーワードをタイトルや見出し、本文に盛り込んだとしましょう。
この場合、キーワードを過剰に盛り込むと、かえって検索ユーザーにとって読みにくい文章になってしまいます。
SEOライティングは「検索ユーザーのために必要な情報は何か?」を考えて執筆する、というシンプルな問いに収束する技術でもあります。
網羅性と独自性を意識する
検索ユーザーにとって価値のある記事を書くには以下の2点が求められます。
- 網羅性:必要な情報が網羅されているのか
- 独自性:自社だからこそ提供できる情報を記載しているのか
それぞれ詳しく解説します。
網羅性で検索ユーザーが求める最低限の条件を押さえる
網羅性とは、読み手はもちろん検索エンジンも優良だと認めた情報が、もれなく記載されていることです。
検索ユーザーが求める全ての情報がそのコンテンツにあれば、追加で調べる必要がなく、ユーザーの満足度が上がります。
上位記事はGoogleが網羅性が高いと判断されている可能性が高いため、上位記事の分析を行うことは非常に重要です。
独自性で検索ユーザーに上位記事以上の提案を行う
一般的に「上位記事の内容を参考に」とはいわれていますが、酷似した記事だとコピーコンテンツになり、かえってGoogleの評価が下がります。
そこで大切なポイントは、オリジナル要素を加味することです。
自社にしかない強みや、上位記事にはない独自の切り口でライティングを行うと、読み手の満足度も高まります。
また、E-A-Tも考慮しましょう。
E-A-T
E-A-Tとは以下の頭文字をとった略称です。
- E(Expertise):専門性
- A(Authoritativeness):権威性
- T(Trustworthiness)…信頼性
簡単にいうと、キーワードのジャンルに精通した専門家や事業会社が記事作成に関わることで、より独自性を高められます。
SEOライティングの手順
SEOライティングにおける実際の手順は下記の通りです。
- リサーチ:競合調査やターゲット分析をして、キーワードを選定します。
- 構成(見出し):大枠の内容を事前に決めることで、その後の執筆をスムーズにします。
- 執筆:構成に基づいて執筆します。
- 投稿:meta情報やaltタグなどSEOで重要な記述を行うようにしましょう。
工程ごとにセルフチェックや、社内でのダブルチェックをはさむと品質の向上につながります。
今回は、2〜3の工程で活用できるコツに焦点を当てて詳しく説明します。
SEOライティングのコツ12選
SEOライティングのコツを以下で解説します。
①粒度(内容・表現)の統一|構成
粒度(見出しの抽象度や情報量の大きさ)を揃えましょう。粒度にばらつきがあると読み手が混乱してしまいます。
たとえば、以下の見出しを例に挙げます。
NG
- 白菜
- 人参
- 野菜
↓
GOOD
- 白菜
- 人参
- 玉葱
NG例では「野菜」のみ抽象度が高く粒度が揃っていません。
加えて、以下のように表現のばらつきがあると読みにくくなるでしょう。
NG
- SEOライティングとは何か?
- SEOライティングの手順
- SEOライティングにおすすめの本を紹介します
↓
GOOD
- SEOライティングの概要
- SEOライティングの手順
- SEOライティングにおすすめの本
②問題解決の早さと構成の分かりやすさ|構成
問題解決につながる結論を早めに述べましょう。
Googleが掲げる10の真実でも「遅いより速いほうがいい。」という文言があります。
また、表や図解を多用し、読みやすくなります。
③分かりやすい文章構造|執筆
分かりやすい文章構造に、PREP法があります。
PREP法
PREP法とは、以下の順番に文章を構築する手法です。
- P(Point):要点・結論
- R(Reason):理由
- E(Example):具体例
- P(Point):要点・結論
PREP法を押さえた文章は分かりやすく、要点が相手に伝わりやすくなります。
その他、1文につき1メッセージのみを心がけましょう。
伝えたいことを1つの文章に詰め込みすぎると、主語と述語の関係が分かりづらく、読みにくくなります。
④日本語としての読みやすさ|執筆
正しい日本語を用いることはSEOライティングに関わらず重要です。
【日本語の読みやすさ】最低限気を付けたいポイント
- 漢字間違いや、誤字・脱字・衍字などの初歩的なミスを防ぐ
- 冗長表現を避け、簡潔で分かりやすい文章で書く
- 文末表現の連続は避ける
- 主語述語や修飾関係、接続詞が正しく設定する
⑤すらすら読めるような記述|執筆
リズムのよい文章を書くことで、Webサイトの離脱率も低くなります。
【すらすら読める文章】最低限気を付けたいポイント
- 指示語を控える(文を戻る手間の省略)
- 専門用語を控える(使うなら説明する)
- 並列の表記統一(3つ以上、2つでも長くなる場合は箇条書きにする)
読み手にとってストレスを感じない文章を心がけましょう。
⑥コピーコンテンツに配慮|執筆
執筆に当たって他のサイトにある文章をそのまま記載することは厳禁です。
コピーコンテンツは著作権の侵害にあたるため、Googleより厳しいペナルティを受けます。
引用する場合は、正しい引用ルールに則って執筆しましょう。
コピペチェックツールをうまく活用しつつ、目視でもチェックして万全の対策を整えます。
⑦共起語やキーワードの活用|執筆
共起語とは、メインキーワードと共によく出現するワードのことです。
メインキーワードを説明するために、不可欠な言葉だと考えられます。
共起語をコンテンツ内に含めることで、読み手の理解を助け、検索エンジンからも評価されやすくなります。
⑧離脱率の下がる導入文|執筆
記事からの離脱を防ぐには、コンテンツの冒頭部分にあたる導入文の書き方が重要です。
導入文作成のポイント
- 読み手への共感や問いかけで興味を引く
- 記事の要約や課題の解決方法を簡潔に記載する
- ベネフィットを提示し、本文に誘導する
魅力的な導入文を作成し、読み手の心をつかみましょう。
⑨画像データの軽量化|html
画像データが軽いとページの読み込み速度が高速化し、ユーザーもストレスなく閲覧できます。
また、Googleの評価基準にページ読み込み速度を盛り込むことを公表しています。(※1)
画像データの軽量化には、WebP(ウェッピー)形式への変換がおすすめです。
WebPとはGoogleが開発した画像形式です。
一般的なJPEGに比べ、26~34%軽量化できるとGoogleが発表しています。(※2)
(※1)参考:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
(※2)参考:Web |のイメージ形式WebP |グーグル開発者 (google.com)
⑩画像タイトルやaltタグの改変|投稿
画像の内容を正確に表すタイトルや、altタグを記載することで、SEO対策につながります。
altタグとは、通信状態が不安定な方や目が不自由な方に向けて、画像の代わりとして表記される代替テキストです。
検索ユーザーはもちろん、検索エンジンにも画像の内容を伝えましょう。
⑪HTMLマークアップで読みやすさを向上|投稿
検索エンジンに記事の内容を正しく伝えるためには、HTMLマークアップが必要です。
HTMLマークアップとは、本文の各項目にHTMLタグで目印を付けることです。
主なHTMLタグ
- <title>:タイトルを指定
- <h1>~<h6>:見出しを指定
- <ol><ul>:箇条書きを指定
- <img>:画像を指定
- <table>:表を指定
⑫適切なパーマリンクを設置|投稿
パーマリンクとは、コンテンツ内のページごとに設定されるURLの一部で、Googleも設定を推奨しています。
単なる数字ではなく意味が理解できる単語(英語)を使用するとよいでしょう。
SEOライティングにおすすめの本
SEOライティングにおすすめの本を2冊紹介します。
ウェブライダー松尾氏『沈黙の~』シリーズ
SEO業界では有名な株式会社ウェブライダーの代表取締役・松尾氏によるSEOライティングの指南書です。
ストーリー形式のため、マンガ感覚の気楽さでSEOライティングについて学べます。
新人マーケターであれば『沈黙のWebライティング』『沈黙のWebマーケティング』のセット購入をおすすめします。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
ふくだみこ氏『SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64』
全日本SEO協会の認定SEOコンサルタントであるふくだみこ氏が手掛けた著書です。
すぐ真似できるSEOライティングの基本が学べます。
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
まとめ
SEOライティングのコツを紹介しました。
ポイントさえ押さえれば、ライティング初心者の方でも、効果的なSEOライティングが可能です。
ただし、成果を上げるには一朝一夕ではいきません。
TANE-beは、SEOライティングのみならずさまざまな分野で、貴社の集客をお手伝いします。