こんにちは。TANE-beマーケターです。
前回のGoogleマイビジネスの登録に続き、今回はMEO対策の概要やメリットについて解説します。

本記事では、以下のポイントについて解説します。

• 仕組みやメリットを含めたMEO対策の基礎知識
• 難易度別の具体的なMEO対策
• 短期期間で上位表示ができる「ローカル検索広告」

下記の記事ではGoogleマイビジネスの具体的な設定方法を記載しておりますので、ご覧ください。

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MEO対策の基礎知識

MEO対策とは、Googleで店舗を検索した際に上位表示させるための対策のことです。下記でMEO対策について解説します。

MEO（Map Engine Optimization）の仕組み

GoogleMapは、現在地情報からユーザーにとって最適な店舗情報を表示する仕組みです。
例えば、Googleマップで「カフェ」と検索した際には、ユーザーの興味を惹くような近くのカフェを表示します。

その表示順位の決定基準はいくつかありますが、主に「Google ビジネス プロフィール」に掲載されている情報をもとに判断されています。Googleは、「Google ビジネス プロフィール」に登録されている情報と、ユーザーの検索語句を照らし合わせてGoogleMapの表示結果を決定しているのです。

MEO対策のメリット

MEO対策は費用対効果が高いとされています。理由は以下の通りです。

• MEO対策自体は無料で始めることができる
• 直接の集客につながりやすい
• 競合が少ない

MEO対策を徹底し、「Google ビジネス プロフィール」でビジネス情報を登録・更新することで、ユーザーの訪問数の増加を期待できます。
店舗を検索するユーザーは、該当店舗への訪問を望んでいます。そのため、訪問意欲の高いユーザーに店舗情報を発信できれば、場所がわからないせいで訪問しないユーザー（機会損失）を減らすことが可能です。

MEO対策の基準は関連性・距離・視認性の高さ

検索結果で表示される順位がどのように決まっているのかという基準について、Googleが公表しているものを以下の表にまとめました。

参考：Google Business Profile Help「How to set holiday hours – Android」

【初級者向け】3つのMEO対策

MEO対策を始めるにあたっては、「Google ビジネス プロフィール」の登録・更新が必要です。しかし、登録だけして最大限活用できていないケースもあるでしょう。「これからMEO対策を始める」「MEO対策がよく分からない」といった初級者向けの対策方法について、解説します。

情報を常に最新の状態に保つ

登録後も定期的に自社の情報を更新することが重要です。登録している自社の情報が常に最新の状態であることを意識しておきましょう。

オーナー確認を行う

情報を更新するためには、その店舗のオーナーであるかという確認が必要です。
オーナー確認は、Googleマップで自社の所在地を検索後「ビジネスオーナーですか？」を選択することで進められます。

ハガキ・電話・メール・サーチコンソールのいずれかの方法で、Googleからの確認コードを受け取りましょう。
オーナー確認を済ませることで、登録した情報を編集できるだけでなく、ユーザーの行動分析やなりすましといったトラブルの防止につながります。

情報を漏れなく記載する

ビジネス情報を詳しく登録することで、検索語句との関連性を高め、GoogleMapで上位表示を期待できます。そのため、登録できる項目はできる限り全て記載しましょう。ビジネスプロフィールに登録できる主な内容は以下の通りです。

• ビジネス名
• 住所
• 電話番号
• 営業時間
• Webサイト
• カテゴリ
• 属性

営業時間の変更を都度反映する

開店・閉店時間に変更がある場合は、その都度反映させましょう。特に、営業時間の変更が起きやすい祝日やイベント日の更新も忘れてはいけません。祝日の営業が通常通りであっても、祝日用の営業時間を設定すれば「設定した営業時間が適切なものである」とユーザーに明示できます。

また、短期間のみ営業時間を変更したい場合、通常の営業時間を残したまま設定する方法もあります。そうすることで、ユーザーに「いつもこの時間が空いている」というメッセージを伝えられるでしょう。

口コミを管理する

口コミはMEO対策においてもユーザーにとっても、店舗を判断する重要な要素です。ユーザーによい印象を与えるためにも、口コミの表示・返信などの管理をする必要があります。

表示したくない口コミを削除する

口コミは誰もが投稿できるため、個人情報が含まれていたり、根拠のない誹謗中傷などの問題が起きることがあります。
悪質な口コミは、店舗を検索してきたユーザーに悪い印象を与えてしまいます。

そのため、表示させたくない口コミを発見したらその都度削除することをおすすめします。
Googleに「違反報告」や「削除申請」を行うことで削除可能です。

口コミに対して返信する

ユーザーが投稿した口コミに返信することで、以下のメリットがあります。

• ユーザーの存在や意見を尊重していることをアピールできる
• ユーザーとの親近感を伝えられる
• 店舗の誠実さを伝えられる

口コミに返信することで、ユーザーの口コミを放置せず尊重しているとアピールできます。また、口コミへの返信は、ユーザーとコミュニケーションをとる重要な手段です。たとえ店舗に対する厳しい意見であったとしても、真摯に向き合った対応をとることで好印象に変えられることもあります。

写真の追加でプロフィールを分かりやすくする

店舗で提供するサービスや商品の写真をプロフィールに追加しましょう。文章だけでは伝わりにくくても、写真を追加することでユーザーに訪問した時のイメージを湧きやすくします。また、ユーザーの求める商品やサービスが明確であれば、写真を見て一目で判断できます。

【中級者向け】2つのMEO対策

初級者向けのMEO対策が終わった方や、登録した情報がすでに充実している方など、中級者向けのMEO対策について解説します。

リンクするウェブサイトのSEO対策を行う

自社のビジネスに関するWebサイトがあれば、SEO対策を施すことがMEO対策にもつながります。なぜなら、関連のWebサイトが上位表示されていることで視認性を高められ、MEOにおける掲載順位にも影響を与えるためです。ただし、SEO対策には時間やコストがかかるため、自社に合わせたSEO対策を実行しましょう。

以下の記事で、SEO対策におけるライティング手法を詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

初心者必見！SEOライティングのコツ12選。おすすめの本や手順

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「インサイト」から分析・改善を行う

インサイトでは、ユーザーが検索した際、主に以下の情報を確認できます。

• 検索キーワード
• 検索方法
• 閲覧回数
• 検索後の行動（電話・ルート検索など）

インサイトを確認することで、ユーザーがどのように自社の情報に辿り着き、その後どのような行動をとったのかを把握できます。

MEO対策を外部に代行依頼した場合にかかる費用の相場

MEO対策を外部に代行依頼して少しでも自社の負担を減らしたい方もいるでしょう。
多くの代行業者では、主に2つのプランを提供しています。
ひとつは、月額2,3万円で半年、年間契約のような固定報酬型です。

もうひとつは「1キーワードが上位に表示されたら1日1,000円」という成果報酬型です。
以下のメリット・デメリットを踏まえて、依頼を検討しましょう。

ローカル検索広告で短期的に上位を狙う方法も

検索で自社の情報を上位に表示させる手法として、広告を用いることもできます。
Googleマップにおいては、「ローカル検索広告」が該当します。ローカル検索広告を設定すれば、Googleマップで検索された際に、上位に自動で表示させられます。

ローカル検索広告は有料で利用できます。具体的な費用は、競合の出稿状況によって異なります。また、クリック課金制であるため、ユーザーからクリックされない限り費用は発生しません。費用相場としては、1か月でおおよそ2～3万円です。

まとめ

MEO対策について紹介してきましたが、GoogleMapの表示順位を向上させることはビジネスの成長にとって重要な要素です。アカウント取得自体は無料で出来るため、まずはGoogleビジネスプロフィールを充実させることから始めましょう。